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- 目次(平成20年12月連載開始)
- ※…下記目次(No.1~No.3)をクリックすると、その項目に移動できます。
1.はじめに:
高齢社会を迎えるとき、戦後社会をリードしてきた団塊パワーの人々を含め、多くの人々が、退職後、いかにして豊かな人生を生きていくのかが問われています。
- また、地域社会に如何に関与していくかは、コミュニティ再生にとっても、大変重要なテーマであります。
- 戦後の日本を近代国家に作り上げて来た人々が定年を迎え、都会からふるさとへ戻った大勢の方々がいます。
- また、団塊の世代の方々は、これから2012年に懸けて役所や企業で、定年を迎える多くの人々もあります。
- 一方、地域においては少子高齢化が進み、住民の生活環境も行政依存型から住民自らの助け合いの社会への必要性はどんどん増加しております。
- 定年後を地域で生活していく人々にとって、「豊かなセカンドライフ」を生きるために、地域貢献にデビューする事は大変重要なテーマであります。
- この連載は、地域デビューを模索している人たちに、私の体験を通して、
- 「NPO活動・ボランティア活動そしてコミュニティビジネス」など、それぞれの分野での活躍の可能性やきっかけづくりの参考になればと思い、本連載を受託しました。

2.セカンドライフのスタ-ト:
- 定年退職した日のことは忘れられない。
- 99年7月、62歳だった。 会社一筋の39年間。
- 同僚が開いてくれた送別会で、マージャンと草野球に明け暮れ、赤提灯で語り合った青春時代を思い出し、花束を受け取って感涙した。

- 翌朝起きると、開放感にあふれる一方、なぜか出勤しなければいけない衝動にもかられながら、こんなに朝日がすがすがしいものかと感じた。これからは「毎日が日曜日」の、のんびりした暮らしができると思った。
- それが3ケ月後、「すずらん」という陶芸店を開業することになった。
- 愛知県瀬戸市出身の妻は花瓶などの陶器が大好きで、家の庭先に小さな店をつくったのだ。

- 瀬戸や多治見周辺の陶器祭りには必ず出かけ、仕入先の窯元も何軒かできた。私も妻と商品を選ぶ時が一番楽しい。
- そんな2人の趣味が高じての会社設立となった。
- 会社の設立登記や税務申告は自分ですませた。
- 定款には贈答品や切手・はがき、雑貨などの販売、保険代理業、証券運用など、できそうなことは事業目的に加えた。
- 自らの経験を生かし、生計の安心を図る基盤づくりを考えたからだ。
- 可児商工会議所の会員になり、すばらしい経営者と出会ったことも刺激になった。収入を得る会社がある限り、夢は終わらない。
- 保険代理業とファイナンシャルプランナーの資格をとった。
- 人生初の起業だった。

http://www.cci.kani.gifu.jp/
3.自治会活動でやりがいを発見:
- 人生のセカンドステージをどう生きるか。
- これまで考え続けてきたが、
- 「ただひたすら人生の輝きを求め、喜びの中に生きる」ために、
- ①生きがいを見つけ ②少々のお金を稼ぎ ③健康を保つこと、
- と思い定めつつある。

- 退職から2年半後、地元の自治会長になった。
- 私が住む可児市若葉台は3,500人が住む住宅団地。
- 会社時代は、近所付き合いは妻任せにし、全く関わりがなかった。
- 楽な仕事と言われて引き受けたが、話が違った。
- 会長になった途端に苦情の電話が殺到したのだ。
- 「猫の糞で家の庭が汚された」「隣の落ち葉が舞い落ちてくる」
- 「違法駐車に困っている」……。
- 匿名の投書に戸惑いながらも、懸命に住民の話を聞いて回った。
- 長年の懸案として、団地内を縦断する道路問題があった。
- 私が移り住んだ30年前には閑静だったが、周辺との近道になるため、近年は幹線国道のようにトラックも頻繁に行き来し、住民の安眠が脅かされていた。車庫からの車の出し入れも危険な状態だった。
- 行政に粘り強く働きかけ、話し合いを何度も繰り返した。その結果、道路の中央線をなくし、両側に歩道もできて見違えるような道路に改修された。
- 通る車もゆっくり走るようになった。
- 住民パワーはすごい。これからは住民自身が動く時代だ。
- 自分の街は自分で守るとはこういうことか、と実感した。
- 住民の笑顔を見て、生きがいも感じた。「人間の究極の本性は慈悲と利他である」。ダライ・ラマの言葉が胸に響いた。
- 3年間の自治会活動から、人情の機微と社会貢献の素晴らしさを学んだ。

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