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NO.7 メタボが誘う春の散策
前日の久しぶりの雨は春雨の風情はなく、かなり激しく降ったが翌日は快晴だった。
- 妻と二人で隣の町の「みたけの森」を散策した。
- お昼少し前だが人影はまばらである。
「水車」が池の水を運んでいる隣の芝生の広場を出発して森に入った。
- 雑木林は落葉樹が多いが、枝先に新芽をのぞかせたシデコブシやヤマボウシが、春の光を一層やわらかいカクテルにさせながら、その先に青空がのぞく。


- 妻が“オゾンがいっぱい。”と言ったが、大きく深呼吸をして本当にすがすがしい気持ちである。

- 森の中腹にさしかかると湿原があり、その上に造られた歩み板を渡りながら、一輪咲いた猩猩袴(しょうじようばかま)を見つけて、暫したたずんだ。
- 春に向かいながらその可憐さに、何故か涙が出てくる。
- 自然は本当に私を癒してくれる。

- 頂上での大きなおにぎりに満腹して、ささゆりの小径を降りて来て現実に戻った。

4キロを2時間かけたコ-スであったが、「消耗したカロリ-は180kcalで小ご飯一杯分」との看板が立っている。
- 2日前メタボシンドロ-ムの講習を受け、今日は体重と腹囲を減らす目的もあったのだ。4月からメタボ検診も始まる。
- 豊食の時代と思いながら、帰りの車のラジオから「食料品がまた上がる」とボヤく主婦に「庭の片隅にネギでも植えたら」と揶揄が流れて,戦時中小学校の運動場を耕してサツマイモを作ったことを思い出した。

- 草のパンまで食べた時代にメタボはなく、皆前を向いて明るく元気だった。
- 3月の別名に夢見月があったことを思い出した。
- *「夢見月」ついて
- 異称といえば、まず、弥生ですね。
- 語源は、木草弥生月(きくさいやおいつき)が変化したものだということです。
- 「弥」は、「ますます」という意味ですから、木や草がますます生い茂る月ということになります。
- その月に咲く代表的な花が季節の呼び名になり、桜が咲くころですから、花咲月、花見月ともいいました。桜のことを夢見草ともいいます。
- そこから、夢見月とも呼ばれるようになったそうである。

そして【桜】の花言葉は・・・高尚・純潔・心の美・優れた美人
・精神美・淡白
NO.8 白内障全快明るい気分
先日、かすんだ右目の視力を回復するため、白内障の手術を近くの眼科に行って受けた。
「完璧(かん・ぺき)に成功しました」という医師の声で手術は終わった。
- その間、わずか5分。
- 濁った水晶体を取り出して人工レンズを入れたのだが、痛くもかゆくもない。
「人工レンズは、50年間は持つ」と言われた。医療技術の進歩に驚くばかりである。
準備は慎重を期した。手術に耐え得る万全の体調を何度も確認し、3日前からは、涙腺からのどに水が通るほど、目を繰り返し洗浄して手術に備えた。
- 日頃から身体をぞんざいに扱ってきたことに気づかされ、医師に親切にされると申し訳ない気持ちになった。
「2,3日はテレビ、新聞、パソコンはダメ」と言われ、その晩は早く床についた。
- 日頃の落ち着かない生活は、情報社会にどっぷりと漬かって過ごしているからだと気付く。
- たまには自分を見つめる隔世の時間が必要らしい。
翌朝、家のベランダに立つと、いつも見ている景色がまるで違う。
- そっと右目だけで見てみると、300メートル先のビルが白く見える。
「白く見えるレンズでも入ったのか」と思ったが、よく見えていた左目を右目が越えた瞬間だった。
- 今までずっと黄ばんだ濁った目で世の中を見ていたのか。
- そう考えると、明るくすがすがしい気分になった。
この手術は、私が理事長を務める「楽しく百歳まで生きる会」で仲間に勧められた。健康保険で70歳以上は1割負担で済み、生命保険の特約で給付金の対象だったことも助かった。
- 見通しのいい目を取り戻したことで、まだ多少なりとも世間のお役に立てるだろうか。この目で自分の心もしっかり見つめながら生きていきたい。

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