シニア 夢 実現 セミナー2回

第2回 シニア 夢 実現 セミナー
『~セカンドライフへのキャリアデザインとメンタルケア』
(森 俊昭さん)


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「退職後もいきいきと活動するための人生設計(キャリアデザイン)や

それに係る精神面でのコントロール等に有効なノウハウについて」

「第2回 キャリアデザインとは、これからの人生の戦略」


森 俊昭 氏


講師 キャリアカウンセラー
森 俊昭 氏

目次

NO   項                                     目
  1) 再度「三つの定年」を考える
  2) 中高年期に「キャリアをデザイン」して行く上で重要と思われる「キャリアについての考え方」
2)-1 「人生の正午」(ユング)
2)-2 「計画された偶然性理論」(クロンボルツ)
2)-3 「アイデンティティのラセン式発達モデル」(岡本祐子:広島大学)
  3) 「中高年期」のアイデンティティをとらえる2つの軸
3)-1 中年期(中高年期)のアイデンティティの危機(転機)と発達
3)-2 中年期(中高年期)危機(転機)とアイデンティティの再体制化
3)-3 『成人期(中年期)におけるアイデンティティのラセン式発達モデル』
  4) 復習:団塊の世代とキャリアデザイン
  5) 遣り残しのない人生を生きる!! 「アイデンティティを問い直し」
  6) 「キャリアデザイン~ありたい姿~ 」


「第2回 キャリアデザインとは、これからの人生の戦略」


1)再度「3つの定年」を考える

  • ○ 残された人生において、何をしたいのか? 何を目指したいのか?02.png
  • ○ どうすれば、自分自身に納得できるのか?
  • ○ 二度と取り返せない年月を過ごした後に、どのような過去を振り返りたい
    • 思っているのか? 

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2) 中高年期に「キャリアをデザイン」して行く上で

重要と思われるキャリアについての考え方

  • 2)-1.「人生の正午」 (ユング)
  • 2)-2.「計画された偶然性理論」 (クロンボルツ)
  • 2)-3.「アイデンティティのラセン式発達モデル」 (岡本祐子:広島大学)

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2)-1.「人生の正午」 (ユング)

  • ■ 心理学者のユングは中高年世代を「人生の正午」と言った。
    • 正午を過ぎてこれから向かう「午後」は午前中に太陽が昇って、真上に行く中で陽があたらなか
    • った部分にも新たに陽があたって来る。
  • ■ 中高年世代はこのように新たに陽があたって来る中で、午後の陽ざしを浴びて何かを始めよう
    • 何かを集大成させよう等、午後に新たなチャレンジや楽しむことが重要である。
  • ■ 人生の午後は夜に向かって徐々に陽が落ちていくだけでは決してない。
    • なぜなら、午後は午前よりも時間が長いのである。

2)-2.「計画された偶然性理論」 (クロンボルツ)

  • ■ 振り返れば、偶然の出来事や人との出会いが、自分のキャリア に影響を及ぼしています。
    • 今の仕事を始めたのも、今ここに いるのも・・・
  • ■ それなら、この先のキャリアを考えようとするとき、その「偶然」について、
    • 計画性を考慮できないだろうか。
  • ■ 計画された偶発性を具現化する5つの行動
    • ① 好奇心を持ち、広げる
    • ② すぐに諦めず、やり尽くしてみる
    • ③ 大半の悲観的なコメントよりも、たった一人の前向きなコメントを心に置いてみる
    • ④ 失敗はするものだと考え、今ある何かを失う可能性よりも、新しく得られる何かに賭けてみる
    • ⑤ 状況の変化に伴い、一度意思決定した
  • それに応じて変化させればよいと考えてみる
  • 「Kathleen E. Mitchell, AL S.Levin and John D. Krumboltz “Planned Happenstance: Constructing Unexpected Career Opportunities” 」

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2)-3.「アイデンティティのラセン式発達モデル」 (岡本祐子:広島大学)

  • 「アイデンティティ」とは、自分であること・真の自分
  • 他者の中で自分が独自の存在であることを認めると同時に、過去から現在、未来に至る時間の流れの中で一貫した自分らしさの感覚を維持できている状態を指す。
  • アイデンティティは、中年期(=高年期)の人々にとって「自分とは何か」「本物の自分とは何か」というアイデンティティの探求は重要な問題意識となってきた。
  • 長寿化にともなうライフサイクルの変化や価値観の多様化などの社会変化によって成人期の捉え方や生き方は大きく変わりつつある。
  • 今日ではモラトリアム人間は、中高年期まで拡大して見られ、自分らしい生き方やアイデンティティの模索は中年期や高年期や定年退職期の人々にも広く見られる現象となっている。

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3)「中高年期」のアイデンティティをとらえる2つの軸  

3)-1 中年期(中高年期)のアイデンティティの危機(転機)と発達

  • 中高年期期は「人生の最盛期」か「中年期危機(転機)」か
  • 中高年期という時期は、単に心身の健康度や生活の安定というレベルの問題ではなく心身の発達・深化という視点から見た場合に重要な意味を持っていることに注目すべきである。
  • 「危機(転機)」とは人の心の発達において見れば、心がさらに成長・発達していくか、逆に後戻り、退行していくかの岐路ということを示している。

3)-2 中年期(中高年期)危機(転機)とアイデンティティの再体制化

  • 「これまでのアイデンティティの揺らぎ・崩壊(アイデンティティ拡散)」⇒「自分の行きかたの見直し・将来の生き方の模索(モラトリアム)」⇒「軌道修正・軌道転換により再び主体的に関与できる生き方の獲得(アイデンティティの達成)」というアイデンティティの揺らぎと再達成のプロセスとして理解することができる。

3)-3 『成人期(中年期)におけるアイデンティティのラセン式発達モデル』

  • 今までをまとめると、
  • 人生の中には何度か同じテーマが繰り返される時期があることがわかる。
  • 「青年期」、「中年期の入り口」、そして「定年退職期」等には、いずれもアイデンティティの獲得、再獲得という共通のテーマが存在している。
  • 「私とは何か」「自分らしい生き方とは何か」というアイデンティティに対する問いは、中高年期においても人生の岐路に遭遇するごとに、繰り返され、アイデンティティはラセン式に発達していくのではないであろうか。

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  • ① アイデンティティの達成のレベルは、まずアイデンティティの危機(転機)にいかに深く気づき、
    • 体験し、そしていかにしっかりと主体的に再体制化できたかでとらえることができる。
    • その危機(転機)期とは、今までの自分のあり方や生き方、つまりアイデンティティではもはや自分を支えきれない、これから自分らしく生きていけないということが自覚される時期である。ここから再体制化がはじまる。

  • ② 「危機(転機)の認知→主体的模索→再体制化(再統合)」のプロセスの中でアイデンティティ
    • はより高いレベルに発達していく。いかに深く自己の内的危機を認知するかということが心の発達にとって重要なポイントではないであろうか。

  • ③ その自己の内的危機(転機)を契機にアイデンティティを問い直し、再統合していく力が
    • 重要である。
    • 問い直し作業の中で、自分の影になっていた部分や欠落していた部分、過去においてやり残した課題や納得できないところ、
    • さらには、生きられなかったもう一人の自分、もう一つの生き方が再吟味されていく。
    • それが現在の自分とこれからの生き方の中で補填され統合されていく。

  • ④ 人生の岐路に立ったとき、いかに深く自分の内的変化に気づき、主体的に自分の生き方を
    • 考えることができるか、これが真に アイデンティティを達成していくための要である。
    • 「アイデンティティ生涯発達論の射程」岡本祐子編著(ミネルヴァ書房)より

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4)復習:団塊の世代とキャリアデザイン?

  • 4)-1「自立」と「自己選択」のために
  • 自分は自立(律)している人間だと思っていても、いままでの会社人生の中では、どんなポジションにいたとしても、周りの上司や同僚や部下との間で「他律的」に動かされていただけ。
  • 会社人としての定年(60才?)を前にして、あるいは定年後初めて、「自立」とは?を真剣に考えないといけない時期にいる。
  • 初めて「自立的」人間としての人生が、まさに始まろうとしている。
  • そして、自立的人間にはいつも「自己選択」が求められる。
  • キャリアデザインとはこれからの自分の人生の「戦略」のことである。

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5)遣り残しのない人生を生きる!! 「アイデンティティを問い直し」

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6)「キャリアデザイン~ありたい姿~ 」記入してみましょう!!

  • 現在の自分、将来の自分
  • <現在>
  • ・現在私は、
  • ・現在私は、
  • ・現在私は、
  • ・現在私は、
  • ・現在私は、
  • <将来>
  • ・( )( )私は、
  • ・( )( )私は、
  • ・( )( )私は、
  • ・( )( )私は、
  • ・( )( )私は、

  • ■ 優先順位、いつ頃か
  • (A:今からB:2年後くらいまでC:3年後D:5年後 E:5年以上先)  

  • ■ 考えること⇒具体的に、いつ頃までに、そのためには今から準備すること・やるべきことは

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  1) 再度「三つの定年」を考える
  2) 中高年期に「キャリアをデザイン」して行く上で重要と思われる「キャリアについての考え方」
2)-1 「人生の正午」(ユング)
2)-2 「計画された偶然性理論」(クロンボルツ)
2)-3 「アイデンティティのラセン式発達モデル」(岡本祐子:広島大学)
  3) 「中高年期」のアイデンティティをとらえる2つの軸
3)-1 中年期(中高年期)のアイデンティティの危機(転機)と発達
3)-2 中年期(中高年期)危機(転機)とアイデンティティの再体制化
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