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1.そのために、次のことを考えてください
- ① リハビリの目的は、新しい生き方を身につけることです。決して、障害を元に戻すこと
- ②
病気は長い年月の生活習慣とご両親から頂いた体質との噛み合わせに問題があったから
- なのです。
- この病気は的確な診断を受けて、しっかり治療しましょう。
- 病気をしたということの意味は、今の体質、今の生活では又病気になるということです。このメッセージに対して、どんな生活、どんな体質の改善を考えましたか。せっかく、このままだったら、あなたの人生はもう「お仕舞いになるよ」と告げてくれたのではありませんか?
- そうでしょう?
- ③ 幸いにして皆さんは、元気を回復しました。だったら、病気
- のメッセージを思い返してください。そして、対策を立てましょう。
2.その対策として、身体的な対策を考えること
- ① 現在の心身の状況を基本にして考えることです。病気になる前の心身の状況とは違いま
- す。右マヒの人、左マヒの人、高次障害をはじめ、色んな部位に病変がありますから、先ず、スタートは現在の状況です。
- ② そのスタート地点から私たちは歩き始めなければなりません。
- ③ 一つは、自分に残されている能力を確認して、その最大限の活用を考えること、つま
- り、右手が使えなければ左手を使いなれていく、最初の目標は、日常の生活を確保することです。
- ④
移動能力を確保するために、歩行の訓練は「絶対安全」でなければなりません。
- 安全な装具と靴、杖又は介助者、安全な通路等、けっして転倒しないことです。出来たら、その記録をとると自分の回復の様子が分かります。
- ⑤ 同時に、麻痺している半身の回復を図り、廃用症候群
- を避ける工夫を平行してやらねばなりません。
- これには、大田先生の「生き生きヘルス体操」が最適なので個人としてもグループとしても,是非実行してください。
- ⑥ そのどちらも「行き過ぎ」は禁物です。「ほどほど」でなければなりません。
3. 精神的な回復
こういった、身体的な回復の手順を進めるのと平行して、社会性を回復することが大事になります。これは、突然、大病して後に重い障害が残ったと言う事実が、私達の心に深い傷をつけているからです。
- 体と心の関係は、「心身二元論」と「心身一如」という2つの考え方があります。
- 私は自分の体験から心身は一つだと実感しています。
- ① 仲間とのふれあい そこで大事になるのが「同じ悩みを持つ方と共に悩みを分かち
- 合うこと」です。私と同じように悩んでいる、何も私が一人悩んでいるのではない」と実感すると、気持ちが少し前向きになります。
- ② 病気をする前の青年時代、私達は「私はこんなになる」と自分のアイデンティティ
- と言うものを心に決めてきました。
- ところがこの障害のために、それがどうも不具合になったのです。
- ③ 新しい生き方を身につけること、つまり、「障害のある現在の私」と「若い時から
- 生きてきた私」を、一緒に包み込むような「私のアイデンティティ」を作らねばなりません。
- 過去は否定してはなりません。厳然たる歴史的な事実だし、私達の誇りでもある部分なのです。良く「過去は忘れて」と聞きますが、たぶんそれは、障害のない自由な行動が出来ることは忘れて、ということで、過去に自分で達成した諸々の業績は忘れてはなりません。その上に立って、新しい自分を作のです。
- ④
昔、とても大事に思えたものが詰まらなく思えたり、 昔は何も感じなかったこと
- が、実はとても大事に思えたり、「価値観の見直し」という、心の動きが起きてきます。
- ⑤ 忘れてはならないことは、誰も自分の本当の能
- 力は知らないということです。
視力の全くない、梯さんとおっしゃるピアニストの親子の努力をテレビで拝見しました。目の見える私の、思いもよらぬ工夫をしています。
- 障害があれば、その機能をカバーする他の機能が発達します。ただし、これは「念ずれば花ひらく」平素からの心がけが必要でしょう。
- 両手の使えない星野富広さんは辛くて、口の中のご飯をお母さんに「ぷーっ」と吹っかけたそうです。その時、「私以上にお母さんは苦しんでいるのだ」と心に感じたと言います。これは人の「感謝」と「愛」が必要なことを教えてくれます。
4.リハビリの金言
- 体質と習慣見直し朗らかに
- この花も私と一緒に生きている
- この仕事私の役割手を出すな
- 日に一度靴を履いて外に出る
- 笑顔には寄ってくるくる福の神
- 一口のご飯百回噛んで食べ
- 初恋のドキドキした味もう一度
- 焦らずに慌てず休まずゆるゆると
- 動かぬ手動かぬ足でも俺のもの
- 痛いのは生きてる証おめでとう
- 死ぬ日までピンピン生きてさようなら

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